‘自然の話題’ カテゴリーのアーカイブ

すばるの見つけ方

2009年12月24日 木曜日

私にとって「すばる」を眺めるのは冬の大きな楽しみのひとつです。
昔からこの星団がとても好きなのです。
特に今の時期は、ちょうど帰宅する頃に「すばる」が良く見えます。

ところで、すばるの見つけ方ですが、
慣れるまではオリオン座を先に見つけると良いです。

すばるの別名はプレアデス星団。
ギリシャ神話ではプレアデスは狩人オリオンに追われる7人の姉妹
(が姿を変えた鳥)とされ、
オリオンの先に逃げているプレアデス姉妹を見つけることができます。

今日の20時くらいなら、
オリオン座の対角線を夜空のてっぺんに向けて伸ばしていくと、
途中に明るい星(アルデバラン)がひとつあって、
更に同じ距離くらい伸ばしたその先に、ぼんやりとした光の塊が見えます。

それが「すばる」です。

よく見ると北斗七星をミニチュアにしたような形に見えて、
小さな青い輝きを放つ星たちがとても美しいです。

メダカの思い出

2009年5月31日 日曜日
白メダカ

白メダカ

ネミューの観賞魚部門ではメダカの水槽セットも販売中ですが、
近ごろはメダカも色々な品種が誕生しまして、
通な人たちからの人気がとても高まっています。

日本人には古くから親しまれているメダカですが、
実は悲しいことに野生のメダカは今や絶滅危惧種。
メダカは環境の変化に弱い、とてもデリケートな生き物なのです。

私が子供の頃、
近くの沼には野生のメダカがたくさんいました。
その一帯には他にもクチボソやタイリクバラタナゴ、
キンブナ、アメリカザリガニ、ウシガエル、
サワガニ、ヤゴ、カワニナなどもいて、
毎日、学校から帰ってくると、
泥んこになって遊んでいたのを思い出します。

タフビン(ビンドウ)ってご存じでしょうか?
ジョッキくらいの大きさの丸くて太い筒のようなもので、
入り口がジョウゴのようになっていて、
入った魚が出られないようになっている漁具です。
中に匂いの強い練りエサを入れてポイントに沈めて使うのですが、
これが凄まじいくらいよく小魚が採れるのです。

大人になった今では野生の生き物は写真だけを撮るようになり、
もう捕まえて連れ帰ったりはしませんが、
実際に生き物たちの世界に身を投じて過ごした日々は、
私にとってはかけがえのないものでした。

そんな沼も池も川も、
今ではすっかり埋め立てられて綺麗な建物が建ち並び、
かつての風景は思い出の中に残るのみです。

もし池や沼があったなら、
今の都会の子供たちも、泥んこになって遊ぶのかな……。