幻の一話

どうも超常現象というのは、
現実主義者でオカルトなど信じていない人ほど、
遭遇しやすいような気がします。
私の周りにはそんな人ばかり。
何かがそういう人たちに
自らの存在を主張しているのでしょうか。

最近、私の部屋の窓からも、深夜3時ごろ、
ときどき大きな光の球が
とんでもない早さで視界を横切りますが、
気にしないことにしています。

もちろん宇宙人なんか乗っているわけありません。
あんな速いのに乗っていたら中は絶叫マシン状態でしょうし。

ですからあれはプラズマです。そうに違いない。
それでぜんぶ説明がつく。

……

技術者経歴書を探していたら、
CD制作秘話というメルマガの草稿が出てきました。
しかも実際には配信されなかった幻の回。

毎週木曜日の配信だったので、
いつも締め切りに追われながら
一生懸命に書いていたのを思い出します。
懐かしいなー。楽しかったなー。
ちなみに日付は2004年4月23日です。

**【CD制作秘話】************
★★★ (明日)と共に ★★★★
・・・ あかひとともに ・・・
******************************
【登場人物】
私(著者)…制作指揮
花巻アイコ…ボーカル
秋本かんな…コーラス・ギター
高橋仁美 …コーラス・ギター
******************************

試聴や歌詞で(明日)を知ってもらうのに、
やはりホームページの存在は欠かせない。
特に歌詞は、ぜひ一人でも多くの方に読んで頂きたいといつも思っている。
私が歌詞にこだわるのは、そこに人間性が顕著に表れるからだ。
「胸をうつ作品は創作者の人間性によるところが大きい」
その考えのもと、才能もさることながら、
所属の選考にしても、その後の展開を考えるにしても、
アーティストの人となりは特に重視している。
私が、アイコ、かんな、仁美に賭けているのも、
彼女達の感情の奥に温かい心を感じられるからだ。
自分が痛みに耐え、人の痛みがわかるからこそ
人にも自然に優しくできるのだと思う。
願わくば私と初めて出会った頃の純粋でひたむきな気持ちを
いつまでも忘れないでいて欲しいものだ。

年が明け、公式サイト「(明日)の音日記」がスタートした。
あれからかれこれ2年以上も経つが、私が何も言わなくても、
アイコ、かんな、仁美の3人とも今でもちゃんと日記を書いている。
その継続力は何を成すにも力となるだろう。
そういえば前にアイコが「韓国に引っ越す」と書いていたのを見て
気を失いそうになったことがあったのを思い出した。
結局旅行だったということでどうにか正気を取り戻したが、
まったく、あのイタズラ娘めっ!

ホームページ開始当初の軌道に乗り始めたころ、
頻繁にサーバ上の日記データが消失することがあった。
こまめにデータを保存しておくことにしてはいても
ついには追いつかなくなってきて、とうとうサーバを代えた。
それ以来、一度も日記データが消失することはなくなったものの、
今でも毎日朝夕のデータ保存は習慣になっている。

もちろん日記を見るのは毎日の楽しみのひとつだ。
3人が元気でいる様子がわかる事は、私にとって何より有り難い。
それに、ちょっとした一言にもかなり励まされるものだ。
私もけっこう単純なのかもしれないな。

……

そして実際に配信されたのはこちら。
http://www.nemyu.com/gakuya/melmaga/09.htm