需要と供給

商品にしても芸術にしても、
どこかでそれが求められているからこそ成り立ちます。
需要と供給ですね。

需要はあるのに供給がないものもあれば、
供給はできても需要のないものもあります。

そして、時間とリソースが限られたものである以上、
プレゼンにも選択と集中を決断しなくてはなりません。

例えばレコード会社の社長へ対して
ニーズに応えられない音源を渡すことは、
無意味どころか貴重な時間を浪費させてしまうという意味で
迷惑をかけてしまうことになるでしょう。

なぜならその社長が、
もしその時間で他の仕事をしていたとしたら、
ずっと有意義な成果をあげられていたはずだからです。

よく「単価意識を持つ」という表現をします。
これには、自分自身に対することだけでなく、
相手に時間を浪費させてしまったら、
その時給の分だけ相手に損失を与えてしまったことになる、
という意味あいも含んでいるのです。

さて、私の仕事は売り手と買い手の双方からニーズを集め、
それぞれのニーズを結びつけることにあります。

そしてマイナーな作品に向けられている
隠れたニーズと出会うための小さな芽は、
どうやら少しづつ育ち始めたようです。